ワールドカップに思うこと

2014FIFAワールドカップブラジル大会が開幕しました。ブラジル対クロアチアの開幕戦に主審を担当した、日本人審判・西村さんの話題から始まって、昨日は、日曜日の昼間という絶好の時間帯におこなわれた日本の初戦。惜しくも逆転負けしましたね。

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昨日街を歩いていて、梅雨の晴れ間ということもあったのか人の出はかなりのもので、サッカー日本代表のユニフォームに似たサムライブルーのウェアがかなり目につきました。

まず、スポーツをキーに、国として盛り上がったり経済がより回るようになったり、仲間意識が強くなったり感動をもらったりすることはとても素敵なことです。ワールドカップやオリンピックなど毎年開催されるわけではないスポーツの祭典は、スポーツ産業に関わる者として大切なイベントですから、注力していくのは当然のこと。

しかし本当に大事なのは、そのイベントから先をつなげていくお手伝いをすること。スポーツの持つエネルギーを初めて知った人、スポーツのパワーを感じた人をどれだけスポーツと縁のある生活につなげていけるか。改めてスポーツを始めろ といった無理を言うわけではありません。お休みの日にスポーツの観戦をしてみたり、その中からお気に入りのチームや選手を見つけたり、そんなことから始めるだけでも十分です。こんな小さな変化が、”生活の中にスポーツのある日常”につながっていくのではないかと思っています。

運動とはほど遠い生活をしていそうなロック系男子
日焼けしたこともなさそうな白い肌の細い男子
ユニフォームを着てかき氷を食べながら歩くぽっちゃりを超えた男子
まつ毛バサバサ で洋服ふりふりなのに なぜかユニフォームを着ている女子 
そのヒールで歩けるのかと思うようなサンダルを履いて、それでもサムライブルーな女子

スポーツとは無縁と思われる若者でも、サムライブルーには熱くなるんだ。熱くなれるんだ。街を眺めていてそんな思いを抱きました。やはり、スポーツには人を熱くするパワーがあるからでしょうね。

もちろん考え方はいろいろあります。
こんなイベントのときだけ盛り上がって… とか
サッカーのルールも知らないだろうに… とか
渋谷で大騒動とかほんとに迷惑 とか
ほんとにサッカーなんて好きなの? とか。

いろいろなものに”一生懸命になれない”といわれる今の日本の若者。一生懸命に打ち込める物事に出会えること。まずそんな出会いが大事なんだろうと思います。それがスポーツだったとしたら、それはますます最高です。

ワールドカップやオリンピックでいただく感動は心を動かします。感動をいただく側から、いつか感動を与える側へ。おこがましい考え方かもしれませんが、スポーツの世界ではなくとも、なにか人へ感動を伝えられる人間になっていきたい。そんな思いを抱きながらのワールドカップとなっています。

次はギリシャ戦です。朝早いキックオフのようです。ぜひともサムライジャパンにがんばっていただきたいですね!

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