自分の世界を飛び出すこと

7月25日にドーム協賛による「第一回 ジャパン コーチズアワード」が開催されるはこびとなりました。野球、サッカー、アメフト、ソフトボールなど競技の種目を問わず、指導者として称賛されるに値するスポーツ指導者が一堂に会すことにより、種目の垣根を越えてこれからのスポーツ界の活性化につなげることが大きな目的です。

私も勉強不足でこれまで知識がなかったのですが、海外でのコーチズアワードはかなり一般的となっているようです。アメリカのスポーツチャンネルが主催する、スポーツ選手や関係者に対する表彰式ESPYは、スポーツパーソンズ(ファンやスポーツメディア関係者など)により選ばれる、公平かつ権威あるアワードです。日本でスポーツ指導者を対象にしたアワードはこれまでになく、初めての試みとなります。

目的は、日本のアマチュアスポーツ指導者の価値を高め、情報を共有することによってスポーツ界の発展に寄与すること。野球なら野球、サッカーならサッカー、その世界では名の知れた指導者も、その競技に興味がない人にはまったく知らない人、であることが多い現実。自分の世界を飛び出すことにより、得られる情報、見える世界はまったく変わってきます。また、指導者自身がさまざまな世界からの刺激を受けることにより、指導者の質やモチベーションが向上することが期待されます。日本のスポーツ界に強く残る、競技別の枠の閉鎖性を打破していけるきっかけとなる可能性も高いと思っています。

私はこの「第一回 ジャパン コーチズアワード」に、プレゼンターとして参加させていただきます。また後日、ご報告をしたいと思っています。

私にとっての『世界』は『医者の世界』、『yogaの世界』、『女性スポーツの世界』。もしかすると人よりは多くの世界を持っているかもしれませんね。その世界の中では、自分はある程度のスキルを持ち、ある程度世間の人にも知ってもらい、堂々と過ごしていけることでしょう。しかし、一歩『自分の世界』を飛び出してしまったとしたら、それは間違いなく心細い時間となることは間違いありません。

みなさんも、自分が平常心でいられる『自分の世界』 これは言い換えれば、あまりがんばらずともどうにかなっていく世界 なのかもしれません。その枠を自ら飛び出して、新しい知見を得る、新しい分野にトライする、新しい環境でがんばる、そんな挑戦が私たち自身を成長させてくれるのではないか、そんな風に思っています。

そしてあるとき気がついたら、『自分の世界』がまたひとつ増えている。きっとそんなもんなんだろう。そう信じています。

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