まわりの人から学ぶ
先日職場で、接遇を学ぶ一環として好感度をUPさせるような講習を、接遇のプロ(自称もしくはプロとされている方)から受けるかどうかの話題になりました。医療を提供することもサービスとされる時代ですから、接遇について学ぶ機会があることはたいへん望ましいことです。スタッフみんなで成長していけたらと思っています。
こんな話しをしながら私が感じたこと。それは、学ぶ機会はそのへんにごろごろ転がっているよね、ということ。
たとえば仕事関係の方だけに限るとしても、まわりにいる人から姿勢や所作、考え方や習慣を学ぶことはいつだってできます。
いつもこちらが話したことをすぐにささっとメモする人、会話の中に相手の名前を織り交ぜながら話す習慣がある人、見ていて明らかにオーバーワークでも期限には必ずきっちり仕上げてくる人、聞き手としての姿勢が感動するほどすばらしい人、選んで使う言葉がとても美しいなと思える人、なにかトラブルがあっても前向きな考え方に転換しようと努力する人、贈りものの選び方やタイミングが抜群の人、ものごとを依頼する際に必ず手書きのメモをつけてくれる人、外来の手洗いのシンクを必ずピカピカに磨き上げてから帰る看護婦さん! みなさんがすばらしい先生です。
私にもできることはやってみよう。そう思わせてくれる、たくさんのスペシャリストと一緒に仕事ができることは本当に幸せなことであり、私自身が学び、真似できることがらはたくさんあります。
仕事を持つ人間にとっての仕事とは、お金を稼ぐ方法であると同時に、自分自身が成長できる場であることが理想的です。日常のほとんどの時間を『仕事』の場において費やすのですから。
機会を設けて勉強会に参加することも素敵なことです。と同時に、自分のまわりにいる、自分のまわりにいてくれるみんなから学ぶこと、これを毎日の習慣にしていったらきっとより大きな変化を自分自身の中に感じることができるのではないか、そんな気がしています。