説得力のある人間でありたい

冬のお布団のようなからだを脱ぎ捨て、鎧のからだに着替える そんな季節。立春も過ぎ、遠くに春を思う今からはじめたいものです。
私がいつも思うのは、説得力のある人間でありたいということ。
スポーツドクターとして、動けるからだでいたい。健康を語る仕事として、肥満はあり得ない。ヨガの指導者としては出来ないasanaは減らし、出来るasanaを極力増やしたい。
世の中にはいろんな人がいます。パーソナルトレーナーのガリガリ男子。妊娠糖尿病が専門で、妊婦さんの体重増加にめちゃ厳しいぽっちゃり女医。アンチエイジングを語る、顔色すぐれない人。スポーツメーカーに勤める巨漢。
パーソナルトレーナーはいいからだであってほしいし、糖尿病患者に指導する医者は太っていてほしくない。健康を語る人間には、見た目だけでも健康そうでいてほしい。スポーツ産業に携わる人にもそれなりの意識を持ってほしい。そういうこと。
しかし、これはあくまで私の個人的な希望であり、そうでない方を否定するものではありません。
私は、自分の生き方に説得力を持たせられるからだを着ていたい。そう思っています。
だから私はトレーニングします。
だから私は鍛えます。
筋肉から産まれる熱が好きだから。
翌日の、後悔するくらいの筋肉痛がうれしいから。
自分の持つ知識を活かして、ショートカットできるところはちょっとだけショートカットして、あとは実直に繰り返すのみ。

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自分のからだくらいコントロールできなきゃ、自分の心をコントロールするなんてきっと無理。扱いやすいからだを操るうちに、自分の思いや考え方、行動もコントロールできるようになる。そう思っています。

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