「教える」と「伝える」は違う PRESIDENT Online より
昨日書いた ”教える”立場に立つみなさんにお願いしたいこと を読んだ友だちがURLつきのメールをくれました。
ブログに感動して調べてみたら、伝える にこんな解釈もあるんだね
URL
そのURLは2009年に書かれた雑誌 PRESIDENT のOnline版 でした。題名はまさに『「教える」と「伝える」は違う』(小宮一慶 著)。こちらを読ませていただき、感じるところがありました。
筆者の言葉をお借りすると
コミュニケーションには「意味」と「意識」の部分があるそうで、「教える」に対応するのが意味、「伝える」に対応するのが意識 だそうです。人が私の言っていることの日本語としての意味が分かったからといって、その人の心を動かせるということはなく、私が意図していることが伝わると初めて、心が動くのだ ということ。
そして著者曰く、「伝わる」ということは、相手の「腑に落ちる」ということ だそうです。「腑」とは五臓六腑の「腑」=内臓ですから、頭で理解するということではなく、心で分かる、ということ。単に「分かった」というだけで人は行動を起こさない理由はここにあって、人は心で納得したときに初めて行動を起こす とのことでした。
さらに、「教える」ことは技・テクニックさえあればできるけれど、「伝える」ことができるためには自分の心が動かされる=感動することが必要だそう。
納得させられる部分が多々あります。ぜひ一度出典をお読みいただければと思います。
私が選んで、かつ好んで用いてきた「伝える」という言葉にはこんな解釈もあり、それは「教える」よりも奥深いものである可能性が高い ということ。ますます身の引き締まる思いです。自分自身の心を動かされたこと だからこそ、誰かに「伝える」ことができるのだ、ということ。自分の腑に落ちていなければ、誰かに「伝える」ことは難しい。そういうこと。
このコラムを拝読し、私がみなさんに「伝える」という言葉を選択する以上、私の思い、心動かされた経験 をも含めお伝えしていきたい。お伝えしていこう。改めてそう心に決めた日。