『女性とスポーツ』という論文を見て
女性スポーツの歴史はまだまだ浅いように思われがちですがスポットライトが当たり始めたのがここ最近なだけであって、日本においてですら今から100年前、すでに女性のスポーツ振興を説く大臣がいたそうです。もちろんそのころから順風満帆に発展してきたわけではなく、先人たちの苦労や努力の積み重ねのおかげで今の女性スポーツの世界があるわけです。
今回私は、たまたまこういった秀逸な論文を目にすることができました。大学の卒論は たかが卒論、と言ってしまうこともできるほど卒業するためだけの形式的な論文が多いのも事実です。しかし、この論文のようにそうではないケースも時々あります。こういった眠った知的財産を世の中の役に立てることができたらいいのにと思ったり。
この論文が執筆された2007年は今から8年も前のこと。女性スポーツという言葉すらそれほど聞かれることがなかった時代から、こんなテーマに注目していた彼女が今、現に女性が生き生きと社会で活躍するためにスポーツを活かす、もしくは男性女性という性に左右されることなくスポーツを楽しむ、そんなゴールを持つ仕事に携わってくれていることを心からうれしく思います。