人生を攻める人

ここのところ何人か、平穏・安定の道から自分が望む道へ転身した方とお会いする機会がありました。

年齢やキャリアから言ってまちがいなく高額の年収を得ていたであろう大企業を辞め、起業準備をしている方、東大を出て紆余曲折を経てベンチャーで大成功しているにもかかわらず、今度は大学院で学ぶ と言っている人、オリンピアンであり母であり、スポーツを通して福島の復興支援をしつつ春からはまた学生になる方。永らくのあいだお会いできてはいませんが、夢を追って芸術の世界に飛び込んだ方からうれしい連絡をいただいたり。

ひとつの会社に就職し、一生定年までそこで働く。そんな人がほとんどだった20年くらい前と比べ、途中から自分が思うような道を選ぶ人が増えていることは確かなようです。しかし、割合で言えばそういった人はまだまだ少数派 というより、かなり少ない今。

私は、自分自身が医者としてはめずらしい道を選んでいると思っています。自分の好きな道。そんなこともあってか、平穏・安定よりも自分の好きを選ぶ方を応援したい、そんな気持ちをいつも持っています。もちろん、好きで選んだその道がいつか安定していくことがのぞましいわけですが、そこへ至るまでにはさまざまな苦労や思いがあることは間違いありません。

人生を攻める人。好きです。
私自身が思いっきり人生を攻めきっているかと言われたら、みなさんのようにそこまで振り切れてはいません。でも、気持ちはいつも自分の心に正直でありたいと願っています。

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