Yogini 『ヨガと健康、そして医療へ』

お手伝いさせていただいたYogini が発売されました。『ヨガと健康、そして医療へ』。2か月に1回、とても楽しみに拝見しているわけですが、今号のYogini、相当 気合いの入った一冊に思えますのでご紹介させていただきます。

「ヨガ総合病院」へようこそ! というテーマのもと、整形外科、内科、呼吸器科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、心療内科、皮膚科、産婦人科(婦人科、産科)がん、それぞれの診療科目ごとにヨガがもつ可能性を医師や理学療法士、臨床心理士とともに探っていった特集。取材の際に、どんな先生方がかかわっておられるのかお聞きしませんでしたので、いち読者の気持ちで拝読しています。

個人的には、ヨガと皮膚科もありなのか、という驚きがあったり。
他には、記事を正しく読めばきちんと正しいことが書かれておりまったく問題はないわけですが、正しく読み取っていただけないと、「ヨガががん自体に効くのか」という誤ったイメージを勝手に持つ人もいるだろうなぁと思ったり。

さらに今号では、「Yogini 向上委員会 ヨガ塾」というコーナーで、何人かのドクターのヨガに対する思い が紹介されています。耳鼻咽喉科の石井先生はもちろんのこと、内科の橋本先生や私のように長年、自分自身がヨガを続けてきて感じるところがあるドクターと、ヨガを知り、その良さをドクターの立場からお話しくださっている先生とに分かれますが、いずれにしてもヨガを理解してくれるお医者さんが増えてきたことは間違いないようです。

実際にヨガの良さやからだ、心への効果を感じてはいても、それをエビデンスあるものとして証明するのは難しい。証明できないところに、きっとヨガの良さがある。私はそう思ってきました。
今回Yogini の誌面で数人のドクターの思いを拝見し、同じように感じておられる先生がいらっしゃることを知り、やっぱりそうなんだ… と思ったり。

ものすごく読み応えのある一冊となっています。私もまだパラパラ見ただけなので、これからしっかり読もうと思います。普段 Yogini は「眺める」ページが多めですが、今回はぜひ読んでほしい。そんなYogini 。これは売り切れるんじゃないか、そんな予感すらしています。

ヨガをされる方はもちろんのこと、からだの不調に西洋医学以外のなにかを取り入れてみたいと思っておられる方にもぜひ、手に取っていただければと思います。

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