【骨盤底筋トレーニングヨガ 指導者養成講座 裏話】
先日、骨盤底筋トレーニングヨガ 指導者養成講座 がスタートしました。
自分自身が骨盤底筋について学んできた際に、なかなか腑に落ちるトレーニングプログラムに出会えなかった経験から、なぜこのポーズが骨盤底筋に効くのか を理解した指導者を増やしたい。そんな願いから、何度も何度もあちらこちらで「骨盤底筋のプログラム、私が準備するから」と言い続けた私。
有言実行というよりははるかに、「言ったからにはやらなきゃでしょ先生!」そんな、実現に向けた周りのサポートを受け、構想から約1年半を経てやっとのことで開催できた【骨盤底筋トレーニングヨガ 指導者養成講座】でした。
テキストを書く・創るたいへんさ、骨盤底筋に効くオリジナルのポーズを考えるたいへんさ、ポーズの撮影、それを形にするまで。撮影・印刷以外、ほぼすべてを私自身が行いました。日常の診療と不定期の講義・セミナー・取材、それらの準備と並行しながらの養成講座の準備は、それはそれは頑張りがいのあるものでした。
自分がトレーニング後にストレッチマットで転がるたびに、ヨガマットでシャバーサナしながらも、これは効くかも。ここをこうしたらもっと効くかも。なんて思ったら忘れないようにすぐメモって。ボディメイクのレッスンに参加してもマットの上でひとり、よさそうな動きにさらになんとなく違う動きをプラスしてみたり。これ効く!っていう新しいポーズに出会えたときには砂浜からダイヤモンドを見つけたような気持ちになり、そんな毎日は本当に楽しかったです。
ポーズを固めてからのネーミング、つまりポーズに名前をつけていく作業もワクワクするものでした。なるべく形からイメージできる名前を。できれば かわいー!って思える名前を。自分で思い浮かばなかったポーズは、診療のあいまにやって見せて看護婦さんからアイデアをもらったり。だからこその、まったくヨガっぽくない名前がつけられています。この骨盤底筋トレーニングヨガ 指導者養成講座には、これまでヨガとは縁のなかった運動指導者の方や、あんまりヨガにどっぷりではない方が来てくれることがわかっていました。だから、ヨガに詳しくなくてもポーズの名前があたまに入りやすいようなネーミングにしたかったんです。
よくある養成講座のテキストは白黒だということも知らずフルカラー、渾身の110ページ超え。講座当日の朝に完成したホヤホヤのテキストは、雑誌か本か?くらいのボリュームがあります。講座中には話す予定のない項目も削除せず、参考資料だよ というマークをつけて残しました。間にノートやメモや参考になる画像など挟みこんで増やせるよう、敢えて製本はせずに、いやでも元気が出そうなオレンジ色のファイルに。どんどんオリジナルのテキストに育ててあげてくださいね。
骨盤底筋へのアプローチが必要な方というのは、産後の女性だったり閉経後の女性だったりと身体的な弱者の方が一番の対象となることでしょう。これくらいのポーズならそんな方たちにもできる、それくらいのポーズを準備して提供するのではなく、できるものをくり返していったら無理そうに見えた他のポーズもできるようになっている、そこまでのポーズを準備しています。ということは当然、身体的な弱者に入らない方々にも、楽しみながら取り組んでいただけるはず。マイナスがゼロになるだけでなく、ゼロからプラスにもっていけるようなプログラム構成であり、かつ、超高齢社会の日本に間違いなく貢献できる、機能性の高いプログラムです。まずは指導するみなさんにそう信じてもらえるだけの変化を提供できるよう、さらに努力します。