メガロス トレーナーのための特別講座
メガロス トレーナーのための特別講座を担当いたしました。以前同様にメガロスのトレーナーのための講座を開催した際には、女性のトレーナーに限定しました。その時、男性陣からも聞きたい とのお声をいただき、今回の開催となりました。男性のトレーナーから聞きたいと希望をいただくことは、本当に嬉しいこと。その前向きさに、心からありがたいと思っています。
今回は『女性のエイジング』について、ホルモンの面とフィジカルの両面からお話しをしました。あっという間に時間は過ぎていきました。みなさんの前のめりな姿勢、うなずき、その反応に背中を押されるように、何度も脱線していろんなケースをお伝えしました。
予定をしっかりオーバーした質問タイムも、とても活発な時間となりました。
・トレーニングを見ている駅伝の選手が細身で、すでに無月経であるにもかかわらず、指導者からあと3kg落とすように指示されている
・モデルの女性がエネルギー源とならないような食事しか摂っておらず、当然今以上なかなか痩せないが、まだ痩せたがっている
・30代半ばで月経は順調だが更年期様の症状を感じている方(本人は更年期障害だと思っている方)が、トレーニングをなかなかがんばれない
こんな、ケーススタディネタとなるようなトラブルケースをすでに担当されているトレーナーも多く、私なりの回答をさせていただきました。
女性アスリートの月経がらみの問題やアスリートの痩せ・エネルギー摂取の問題など、婦人科スポーツ医学に関する相談 というものは、まず相談できる相手がほとんどいない とのこと。確かにそうですよね。医療関係者ではない人が、現場で生きるスポーツ医学を確実に学べる場はこれまでほぼなく、今だって自ら努力して学び取るような分野。さらにはひとりひとり違うアスリート、ひとりひとり違う望みを持つクライアントに、ケースバイケースに対応する ということは、相当な努力と工夫が必要です。その分野を医療職として専門にしている私でも、個々のアスリートが100%満足するような対応 というのは難しいもの。自分が持つ経験と学びを、その現場にいかにマッチさせていくか、が大切なんだろうと思っています。
真剣なみなさんとの学びの場は、本当に楽しい時間でした。私の講座にお越しくださっている個人事業主となったトレーナーの中にも、メガロス出身の方がおられたり、繋がりを感じる機会でもありました。またの機会を私も楽しみにしています。悩みはたくさんあると思いますが、一緒にがんばりましょう!応援します!