進化と退化を経て

藤沢にある日本大学生物資源科学部博物館を訪問しました。大型脊椎動物の骨格標本や剥製が展示されている、貴重な資料館です。
『骨を読む』という企画展が開催されており、ぜひ拝見したいと思い、伺いました。

画像1

これまでずっと興味があった、4足動物と2足歩行する私たちとの骨格や筋肉の違いについて、ガラスケースに入っていない骨格標本で確かめることができました。
目からウロコだったことが2つ
♢ウマやサイなど早く走ることができる4足動物は、常日頃から踵骨(かかと)が地面に着くことなく、つま先で走っている。私たちも、走る時にはかかとを地面に着けませんよね!確かに!
♢ 4足動物の肩甲骨は体側に貼りつくように位置し、鎖骨がない。オランウータンやゴリラなど両手を使う動物から鎖骨が現れる。鳥類には左右の鎖骨が合わさり一本になった癒合鎖骨がある。腕や翼を動かす必要のある生物には鎖骨があるということ。
なかなか見ることのできない動物の骨格標本をいろいろな方向から眺めることができました。
それぞれの標本がオスかメスかの掲示はありませんでしたが、4足動物のお産が2足歩行する動物よりも安産である理由は骨盤の向きを見れば明らかでした。
いろいろな進化と退化を経て今の私たちがいるのだなと、あらためて感じました。

画像1

日本大学生物資源科学部博物館で学ばせていただいた知識が、私自身、ヒトの骨格をより深く知ることにつながればうれしいなぁ。さらに、お伝えするyogaに生かせたら最高です。

関連記事