舌から全身を診る
最近、朝と晩歯みがきのあとに舌を見る習慣がついてきました。胃腸の調子があまり良くないと思っている時に、自分の舌が白いと感じたことがきっかけで観察するようになったのです。
もともと舌を見る=診ることは、漢方医学や中医学の大切な診断方法のひとつです。
舌の色、形、大きさ、厚み、舌苔(舌のこけ)の色など、様々なポイントから「舌」の状態を診ることによって、からだの状態を判断しようとするものです。
まず、一番わかりやすいのが色。健康な人の舌はピンク色をしています。
♦︎黄色っぽかったり白っぽい舌は胃腸に熱を持っていたり、調子が良くない可能性がある
♦︎真っ赤な舌では脱水や発熱の可能性がある
♦︎ただ白っぽい舌では、鉄分不足による鉄欠乏性貧血の可能性がある
他にも診るポイントはたくさんありますが、一対一では判断できないものも多く、私もまだまだ勉強中です。
直近の私の舌は薄く苔がみられ、色は健康的なピンクであることが多いです。胃腸の調子も悪くなく、全身状態が舌に反映されているのは間違いない事実と思われます。
自分のカラダに興味を持つこと。体重だっていい、鏡でラインを確認するだけでもいい、そのひとつに、舌の観察があってもいいかもしれませんね。