なにかに夢中になること

私はどちらかというとなにかひとつのことに熱中しやすいタイプで、直観的にヒットしたキーワードや出来事に思い切りよく集中してしまうことができる人間です。人間以外の哺乳類の骨格に夢中になったこともありますし、アシュタンガヨガを始めたきっかけもある意味この”熱中”だったように思います。

今は『成長ホルモン』というキーワードに心を奪われていて、ペン2本を片手に筋生理学系の3冊の本を並行して読んでいます。3冊の本を並行して読んでいる、なんていうと、すごいことをしているように聞こえるかもしれませんが、あっちの本にもこのワードが出てきたな、なんて思ったらもう一冊に戻ってみたり、そこで新しいキーワードに出会ったら、違う本でそのワードがないかを探してみたり。そんな楽しみ方です。

今、ヒマさえあればページをめくっている筋生理学やスポーツ生理学の分野では、私たち医者が医者になる過程で聞きかじった単語がいくつも出てくるわけですが、現実のところ医者だからといって、そのあたりのことがクリアに理解できているわけではありません。その、もやっとした部分が自分のアタマの中で繋がったり、箇条書きに整理されたり、矢印で順序立てられたりしていくのがたまらなくうれしいです。

なおかつこの分野は、私の大好きなトレーニングだったりボディメイクだったり健康維持-増進だったり、まわりのみんなが常に追い続けているダイエットだったり、に役立つ分野でもあります。根拠を知らずにやみくもにくり返すよりも、アタマで理解し、納得して続ける方がきっとより効果的なはず。そう思っています。

時間がたつのも忘れてなにかに熱中する。心をうばわれて夢中になる。そんな自分も悪くないな。そう思う今日この頃です。

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