同期は同志になれるから

これまで非常勤勤務も含めると、何か所もの病院、クリニックで勤務してきました。それぞれで出会った看護婦さんたちとはいい出会いをさせていただいているばかりでなく、いろいろ学ばせていただくことも多いです。
私がお手伝いさせていただいているクリニック。
規模、対象としている疾患、ベッドの有無などによって異なってはきますが、私が見てきたほかの施設と比べると明らかにオーバーワークだろうと思われるような勤務体制。医者の待遇は悪くはないものの、コメディカルに関しては(多分)労働基準法ギリギリと思われるシフト、考えられないような時間帯の勉強会など、勤続が難しいだろうと思われる条件はたくさんありそうです。
毎年、何人かの看護婦さん看護助手さんが入職し、ものの数日で数人が退職することも。合わないと思った職場を早めに辞めることは、前向きな選択ととらえ、まったく問題にならないくらいシビアな勤務条件のようです。その分、報酬は良いようですが。
そんな中、入職の時期が近い同期同士が力を合わせ、お互いを励まし、とても良い関係性を築いている、そんな数名に気づきました。
同じ「看護婦さん」とは言っても、それまでの経歴によっては年齢も違えばまったく別の経験をしてきた者同士です。そんな人たちが、過酷とも言える職場で愚痴を言いながらも前を向いてがんばっている。なかなか一緒にならないOFFを上手く使って飲み会を開いたり、そこへ同期だけでなく職場のほかのメンツ(つまり、職場の先輩)を誘ったり。ともすれば下を向きがちになってしまう職場に、明るい空気をもたらしていることは間違いありません。
私もこれまで経験してきたさまざまな「同期」を思い起こしてみました。小学校、中学校、高校、大学の同級生、それぞれの部活の同期、研修病院の同期、ヨガの養成の同期、当時そのままの顔で思い出すことができます。集まれる機会はなかなかありませんが、やっぱり同期っていいよなって思います。
同期はものすごく強い結束力を持つ「同志」になれる。そんなことを感じさせてくれるメンバーと一緒にお仕事ができることを誇りに思います。

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