撮影現場で感じること
「女性スポーツの現状と課題」についてのプレゼンを撮影しました。脚本、導線、立ち位置などかなり細かなスケジュールが組まれていたのでまあまあの規模の撮影であろうことは予想されたわけですが、スタジオに入ってびっくりの規模の大きさでした。カメラ2台、かつ移動しながら撮影するためのレールが2本、一面の暗幕、ライトの数。圧倒されました。
私の準備にはメイクさんスタイリストさん、音響の方にピンマイクをセットしていただき、立ち位置についてからの微調整、プレゼンでポケットにものを収納するシーンがあるため白衣のポケットをふくらませるための小細工 などなど。
そのあいだに、監督、その指示を受ける全体の指示出し、そのサポートをする人、カンペのスクリーンの管理者、私の背面に映す画像の管理者、全体の照明、ポイントの照明、カメラをまわす人、カメラを動かす人 など。クオリティの高い画像のために、多くのプロフェッショナルが関わってくださいました。
そのチームワークもさることながら、それぞれの方の意識の高さ、こだわり。感服を通り越して感動したほど。
完成すると約10分あまりの動画を2本分、撮影するのに要した時間は4時間を超えました。かなりの力の入った撮影でした。ランチを食べずに撮影に臨んだ私。撮影中にグルグルとおなかが鳴りました。まわりのスタッフには聞こえなかったこの音はもちろんマイクが拾っており、音響さんによってちゃんとリテイクとなりました。
そもそもこの画像は、カッコ良くなくちゃいけない。見る人を惹きつけなきゃいけない。もっと見たい!と思わせなきゃいけない。そんな使命を持った画像です。だからこその撮影スタッフ集め、下準備、緊張感のある現場なわけです。そんな中で、スポットライトを当てていただいている私が張り切らないわけにはいきません。ひとりで画面に映って話し続ける というアングルだけでいい画材をつくる、という作業は動きや変化がない分、とても難しいものでしたが、やりがいのあるものであったことは間違いありません。何テイクしたかわからない部分もありましたが、私自身も
もう一度!とお願いしたりもしました。
出来上がりは間違いなくカッコいい!そう信じられます。もちろん内容も!それらはすべて、プロフェッショナルのみなさんのおかげ。譲れない部分を持って取り組むみなさんに、深い敬意を感じています。
早春には世の中へリリースされると思います。完成が楽しみです!