伝えきれないありがとうを伝えたい
12月いっぱいでイーク表参道を卒業する仲間がふたりいます。どちらも3年前の開院からのメンバーで、かつそれぞれの部署のまとめ役であるリーダー。どちらもご家族の都合での退職となります。特にオープン当時からのメンバーに思い入れが強い私にとって、おふたりを失うことは翼をもがれるに近いこと。それぞれから退職の意思を告げられた時はもちろん引き止めましたし、それぞれの理由を聞きあきらめました。家族を思うがゆえの理由だったからです。そのころはまだまだ、おふたりがいないイーク というものに、現実味がありませんでした。
/>
一緒に仕事をした最後の日、すべての業務が終わってからそれぞれがメッセージをくれました。一緒に働いていながらも、なかなかすべての思いを知ることはできなかったりするものですね。メッセージを読んで初めて知ったことがありました。
私が一緒に仕事しているクリニックのスタッフはみんな、私のBlogを読んでいるだろうと、このBlogを読んでくださっているみなさんはお思いでしょうが、そんなことはまったくありません。イーク表参道のホームページにリンクされているわけでもありませんし、スタッフのみんなに向かって公式の場で、私はこんなBlogを書いています、なんて話したこともありません。もちろん、読んでね!なんて強要したこともありません。わざわざ隠すこともないわけではありますが、照れくさいとでも言うのでしょうか、スタッフに対してBlogについて話したことはありません。
/>
また、イーク表参道で開催しているさまざまな講座に関しても、誰もなにも干渉してきません。日曜開催に向けて土曜日に私が会場の準備をしていると、普通に手伝ってくれたりはしますが、ものすごく興味を持って接してくるスタッフはひとりもいません。みなさんには意外かもしれませんね。診療以外はあくまで高尾美穂 個人での活動ですから、スタッフみんながいい距離感を持ってサポートしてくれている というのが現状です。
でも、メッセージを読んで初めて知りました。私のBlogを毎日、寝る前に静かなリビングで読んでくれていたことを。これまでただの一度もそんな話しをしたことないのに、私の発信力に憧れと尊敬の気持ちを抱いてくれていたことを。
完全なる信頼をおいていたおふたりがいない という現実を感じるのは年明け以降になります。おふたりという大きな柱を失っても、イークらしさを失うことなく多くのみなさんのお役に立てるよう、どうぞ願っていてください。おふたりが中心となって気がついたら作り上げてくれていた、このイークのあたたかい雰囲気を変えてしまうことなく過ごしていけるよう、みんなで努力していきます。
言葉だけでは伝えきれないありがとうを伝えたいです。そしておふたりと同じ時間をイークで過ごせたことを誇りに思い、家族に近いような親愛の情をもって新しい道へ送り出したいと思っています。心から感謝しています。本当にありがとう!そしてこれから毎日、静かなリビングでそんなに得意でもないスマホやPCを使ってこのBlogをのぞいてくれる貴女を思い浮かべながらBlogを綴ります。