女性スポーツ勉強会@表参道

第4回となる女性スポーツ勉強会に参加しました。

平日開催のためこれまでご縁がなかったわけですが、メディアの立場から長年スポーツの世界を支えてこられた宮嶋泰子さんを中心に、スポーツに関わる方だけでなく あらゆる立場の方が女性スポーツについて共に学ぶ場を提供する という目的を持つこの勉強会。スポーツ関係者に限らず世の中の一般の方が、女性スポーツについてどのくらいの知識を得る機会があるのか、そこに興味を持って参加しました。

有料の勉強会であるにも関わらず300名弱の参加があり、女性スポーツへの関心の高さを感じました。
特徴的だったのは、世界的に活躍した元アスリートが多く参加しておられたこと。会場を見渡した時、飛び抜けて身長の高い方をよく見ると著名な元アスリートだったり、隣にたまたま座った方がオリンピアンだったり。これは宮嶋さんがこれまでスポーツの現場に直接赴き、アスリートの”ほんとうのところ”をきちんと伝えようと努力してこられた積み重ねの賜物でしょう。今回は減量にまつわる問題点にフォーカスし、マラソンの有森裕子さん、レスリングの小原日登美さんなどのメダリストをはじめ、科学的な面から三重大の杉田先生、整形外科スポーツドクターとして中村格子先生など多方面からの豪華すぎる面々によるお話しは、確かにスポーツ関係者でなくとも共感できる点、学ぶ点が多々あるように思えました。
1980年代は栄養面での指導、コンディショニングの知識などほぼなく、すべてが自己流、我慢と根性で乗り切ってきたケースを元アスリートから聞き、そんな時代によく世界で勝ってきたな と。そして時代とともに得られた恩恵=医科学的な進歩をぜひ、現場で活かしていっていただきたいと強く思いました。そしてあらためて私自身、現場の近いところにいる婦人科スポーツドクターとして、できることをひとつひとつ提供していきたいです。

最後に、司会進行役であった宮嶋さんの場の仕切り、参加者を把握した上でのフロアへの投げかけなど、流石の一言でした。
会場でご挨拶くださいましたみなさま、ご一緒させていただきましたみなさま、ありがとうございました!

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