抗加齢医学会 講習会

先週末は、日本抗加齢医学会の講習会を受講しました。

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抗加齢医学とはつまり アンチエイジング医学
アンチエイジングという言葉から連想することとして、女性に対するアンケートでは『美しくいること』『美肌・美顔』など、美しさ重視の傾向が見られますが
日本抗加齢医学会では 『積極的に健康でいること』を目指しています。

年齢区分別人口推計

10年後の2025年、日本では1億2000万人の人口に対し、3分の1が60歳以上の社会になると試算されています。
人生の目標や生きがいを持ち、たとえ病気があっても元気な「健康長寿」をめざす国づくりが必要になります。そのためのさまざまなアプローチを学びました。
今回の講習会の内容は、
『老いないための運動習慣』 『糖質制限食はありか?』 『抗加齢に対する漢方薬の可能性』 など
非常に興味深い内容が盛りだくさんでした。
なかでも、私が大学院で研究してきた『悪性腫瘍』への新しいアプローチ法 は、目からうろこでした。
私が大学院で研究してきた『悪性腫瘍』=がんへのアプローチは『がん細胞を死滅させる』ための治療がすべてでしたが、これからは『がん細胞を正常化させる=初期化する』 つまり、がん化してしまった細胞を がん化する前の状態に戻す そんな考え方の治療も認められるようになるようです。
(現在、すぐに可能な治療法ではないことをご了承ください)
また、西洋医学をベースにしつつ、本来個々のもつ自然治癒力を高めるような伝統医学に関心が高まっているようです。

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私のライフワークであるヨガ、深い呼吸とゆっくりとした動きを合わせる太極拳や気功、アユルヴェーダ、カイロプラクティック、ずいぶん身近になってきた漢方治療など、挙げられていました。
西洋医学には限界があります。
逆に、伝統医学にはエビデンス(根拠となる確証など)がありません。 
両方のいいところを上手く組み合わせると、生きていきやすいのかもしれませんね。

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