正しい知識のアップデート
この学会シーズン、私も今月末に学会がひかえています。
今はまさに、学会前の追い込みの時期。
dutyの仕事以外はそちらに時間を割いています。
医者になってからの年月で、教科書から得た知識、先輩から学んだ知識、自分のカラダで身につけた知識、患者さんから学ばせていただいた知識、さまざまな知識が頭に入っています。
ただ、医学は科学scienceであり、”正しい”とされることは変化し続けています。
推奨される治療法も、3-4年ごとにアップデートされていきます。
診断基準ですら、世界的な流れなどの理由で変わっていくことがあります。
それらを正しく解釈し、自分の中に蓄積された知識をクリーンナップする。
古い知識はクレンジングし、新しく正しい知識を取り込む。
まさに、yogaですね(笑)
学会前のデスクに向かう時間は、そんな知識のアップデートには
最適の期間です。
『高齢化を避けられない日本で、いかに健康に幸せによりよく年齢を重ねていくか』
私のコンセプトを支える知識をたくさん得ることができています。
しかも、好きな分野はより詳細に。
たとえば
■肥満やメタボリックシンドロームの予防の観点から注目されている『褐色脂肪組織』について
首の後ろがわ、肩甲骨周囲、腎臓の周囲に分布
熱産生能力が高い →深部体温の上昇、基礎代謝の上昇
男性より女性に多くみられる
乳幼児に多くみられ、加齢に伴い次第に減少する
褐色脂肪組織を減らす原因としては、加齢、肥満、糖尿病
増やす因子としては、寒冷刺激、ごきげんな環境、自発的多食
これだけの正しい情報をインプットすれば
カラダのどの筋肉を動かせばいいか
女性、男性 それぞれにどんなモチベーションの上げ方をすればよいか
絡めてお伝えしたい内容 など
アウトプットのイメージができあがってくるわけです。
学会が終わったら、構想を広げる時間をとりたいと思っています。
でも、まずは目の前の大事なことをひとつずつ
つつがなく終わらせていこうと思います。