学会の思い出

今日から3日間、パシフィコ横浜で開催される日本抗加齢医学会に参加しています。

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みなとみらいまで、最寄りの明治神宮前から副都心線直通で一本!
毎年、何らかの学会で一度は必ず訪れるパシフィコ横浜なのに、今回初めてこのアクセスの良さに気づきました。

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みなとみらいの観覧車を眺めながら、
これまでいろんな学会にいろんな人と一緒に行ったなぁと思い返してみたり。
私の中で一番レアな学会は、安比高原で開催されたがん分子標的研究会でしょうか。
卵巣がんの遺伝子異常を研究していたころ毎年参加し発表させていただいていた学会です。
安比高原のホテルの向かいには、放たれた動物と触れ合える牧場がありました。
家族連れでいらしていた先生方のお子さんたちが楽しんでいたなぁと。
懇親会はいつものような、ホテルの宴会場で立食 ではなく、打ち上げられる花火を見ながら
屋外でバーベキューをしました。
『医学会』ではなくて『研究会』と呼んでいるほど、規模は大きくなく、
毎年同じ顔ぶれが集まるアットホームな会でした。
参加された、その世界では著名な先生がたもスーツではなく、アロハを着てなごやかに楽しんでいらしたことをよく憶えています。
もう、何年前のことでしょうか。
学会といえば、大きなミスもしています。
当時のbossと2人で行った学会。
正しくは、ピッツバーグで学会があったのに、間違えてフライトをフィラデルフィアで予約し、何も疑うことなくフィラデルフィア空港からレンタカーで学会場のホテルへ。
カーナビにホテル名を入力したら、400kmとか表示されて、まさかね、カーナビ壊れてるんだ、なんて言いながら走るとちゃんと距離数が減ることに気づき、これはおかしいと思って宿泊予約したホテルへ電話をしたところ、まさかの空港間違いが判明するという、これ以上ないほどのミス。
車での移動は無理と判断し、飛行機を予約することに。
翌日の朝の発表に間に合うためには、朝イチのフライトに乗るしかなく、そのフライトのエコノミーはすでに満席。
仕方なく、小さな飛行機の”前4席だけファーストクラス”というしょぼいファーストクラスの席をとり、
無事にピッツバーグ入りしました。
あとにも先にも、私がファーストクラスに乗ったのは、これ一回。
懐かしい思い出ばかりです。
研究ばかりしていたころは、データ提出の締め切りやカンファレンスがこわくて
辛いと思ったこともたくさんありました。
なぜ大学院なんて入ってしまったんだろう。と思ったことも。
仲の良い先生からは、『最終学歴が”大学院中退” ってのもありじゃないか?』なんて
言ってもらったことすらありました。
でも、ちょっとにんまりしながら当時のことを思い出せるのは
当時、一生懸命がんばったから。一生懸命がんばれたから。
心からそう思えます。
いつも、慈恵医大時代の先生がたに感謝の気持ちでいっぱいです。
ここ2年ほどはがんとは離れ、医療に関わる異業種の方とのご縁が多くなり
新しい刺激をいただきつつ、アイデアを提供したりしてきました。
これからも 『女性医学×健康×運動』 
このベースから発想を広げた臨床研究をしていきたいと思っています。
これからは、どんな学会により深くかかわっていくんだろう。
臨床スポーツ医学会かな。 日本女性医学会かな。
まずは明日明後日、横浜で新しい知見を吸収してきます。

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