伝統的ベジタリアン食

私はベジタリアンで、中でも牛乳や卵もいただかない生活をしています。
外食に困ることは多々あるのですが、
先日、山梨の郷土料理である『ほうとう』をいただく機会がありました。

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初めていただくまでは、思い入れなど何もなくいただいたのですが、食べてみてびっくりの美味しさ、ヘルシーさ、そしてベジタリアンでも十分いただけるありがたさに感動してしまいました。
本場の方にお読みいただいたら間違いがあるかもしれませんが、
私なりに知った『ほうとう』について。
『ほうとう』の名前の由来は 『汁に入れた麺』を『ふたく』、のちに『はくたく』と呼ばれるようになったようで、枕草子ににはすでに『はうたう』の記載があるそうです。
山梨では武田信玄公が戦時食とした際に、たっぷりの野菜を入れたものが甲州風として今に受け継がれているようです。
出汁は煮干しのみ。(veganの方は、ここだけがネックですが…)
合わせ味噌のベースです。
麺は、塩も入れない小麦粉とお水のみ。生麺の状態から煮込むため、汁にはとろみがついてより美味しくなります。
具にはかぼちゃ、いんげん、油揚げ、なめこ、たまねぎ、にんじん、はくさい、ねぎなど、数えきれないほどの野菜がぐつぐつ煮立って提供されます。
基本的には肉類は入れないそうで、家庭によってはアレンジされるようです。

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正直、今も食べたいくらい美味しくて、近くにほうとうのお店があったらヘビーユーザーになること間違いなしです。
そして、飲み切れなかったお汁をお持ち帰りしたいと、何度思ったことか!
たくさんのお野菜が摂れて、あたたまって、おなかにも優しい。
伝統的ベジタリアン食のご紹介でした。
ほうとう不動

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