羽田ヴィッキーズ チームサポート
2016年春からはじまった、女子プロバスケットボールチーム『羽田ヴィッキーズ』 のチームサポート。ドームにおける女性アスリートサポートの一環として、婦人科スポーツドクターの立場からお話しをしました。
この春から始まったばかりの『羽田ヴィッキーズ』との取り組み。これからさらに強く、地元のみなさんに愛されるチームに育っていただくことを願い、様々な方面から取り組んでいくわけですが、私自身が大切に思っていることはなによりも 繰り返しコミュニケーションを持つことの大切さ。
バスケットボールという競技自体を知り、所属リーグの仕組みを知り、試合のある時期を把握し、オンオフの時期を知り、バスケットボールでよくあるケガを知り、バスケットボールという競技だからこそ起こりうる悩みを思い浮かべてみる。そんな下準備をしても尚、思いもよらなかったような思いや悩みを抱いている選手がいるのが現実です。そういった現場の声は、一回や二回のコミュニケーションでは見えてこないのがあたりまえ。だからこそ繰り返し会い、繰り返し話しを聞いて、試合を観戦し、よろこびも悔しさも共有してこそ、絆が生まれていくのだろうと思っています。
また、アスリートのサポートというものは一方向の思いがあるだけでは成り立たないものです。サポート側の思いだけが強すぎてもから回りになりがちですし、サポートされる側が負んぶに抱っこ状態であったとしても、それは長続きしません。お互いがお互いのより望ましいスタイルを理解した上で、それぞれがそれぞれの立場でできることをお互いに生かしていく、そんな関係性を育てていきたいものです。
羽田ヴィッキーズから全日本のメンバーとして召集されている選手もおり、これからがとても楽しみなチームです。そんなチームと、私たちが思うような新しい関係性を創っていけることにワクワクします。特に東京のみなさん、身近なプロバスケットボールチームとして、ぜひ応援いただければ幸いです。