プレゼンの神様 澤 円さんのプレゼン
プレゼンの神様 と呼ばれるマイクロソフトの澤 円さんのプレゼンを聞く機会がありました。私自身、年間100件の講演を担当するようになり、常にプレゼンが上手くなりたい、もっと上手くなりたいと思いながら過ごしています。そんな中、この機会をご紹介いただきありがたく参加させていただきました。
自分で言うのもたいへん恐縮ではありますが、澤さんと私には思わぬ共通点があり、勝手にうれしくなってしまいました。それは、「普通」にはカテゴライズできないサラリーマン というところ。そう、澤さんも私もサラリーマン。まず髪型。これは言わずもがな。それから服装。赤いパンツを選んで被る なんて、そうそうありませんから。
プレゼンの神様 のプレゼンはやはり、素晴らしいものでした。こちらは言葉で表すことが難しいので、もしご興味のあるかたはぜひ聞く機会を探してみてください。マイクロソフトのビルゲイツ氏が褒めたというプレゼン、そして流暢な英語、なにからなにまでジェントルマン、本当に素敵な方でした。
そして有数の異業種のみなさんとの出会い。そんなみなさんに共通して言えることは、誰に対しても常にフラットな接し方、そして常に学びたいという姿勢が見て取れること。私自身もそうでありたいと思いながら日々過ごしているわけですが、今回トレーナーの鈴木謙太郎さん(写真左)にはっきりと言われました。こうして自分のテリトリーを出てまでして学ぼうとするドクターはほとんどいない、と。
そうかもしれません。プレゼンについてだけ考えてみてもその通り。
医者は若いころから、地方部会といった練習の場となるような学会でのプレゼンをくり返しながら経験を積んでいくもの。それを指導するのは医者、それを聞くのもほとんどが医者。そんな中で切磋琢磨されるのは研究の内容であって、プレゼンのスキルやビジュアルから訴える方法を学ぶ機会はほとんどありません。近年では杉本真樹先生という神戸のドクターが医者の世界のプレゼンスキルに関する取り組みをされていますが、そんなものにはわれ関せず、といったドクターがほとんど。あたりまえです。褒められるとすれば研究の内容であって、プレゼンについて褒められる、逆にフィードバックをもらう、なんてことはまずないですから。
一方、ドクターでも一般の方に向けた講演の機会が多いであろうと思われるドクターのプレゼンは、パワーポイントの見た目ひとつからして違うものです。わかってもらってなんぼ、伝えられてなんぼ、ですから。私もそんなドクターでいたい。だから、澤 円さんに学びたいと思ったわけです。貴重な機会をありがとうございました!またご一緒できる機会を心から楽しみにいたしております。