趣味と仕事の線引き
普段、ごくごく普通に過ごしていて、街中でスポーツメーカーのイベントと出くわしたり、サプリメントの試飲会を見かけたり、カフェでこれいいかも!って思う食材に出会ったり、雑誌で気になるギアを見つけたり、そんなことってきっとみんなあると思います。私がそんななにかに出会った場合、その出会いがひらめきに変わり、ひらめきの多くがお仕事につながったりします。
ヘルシーで素材にもこだわり、かつアスリートに向けたカフェメニューの提案は、私のなかで今まさに旬のトピックですね。たんぱく質をしっかり摂れて、吸収をサポートするビタミン、ミネラル類のバランスも考えられたパワーミール。運動後に摂りやすいシェイクタイプのプロテインドリンクのレシピ。考えているだけでもわくわくします。
食べたいと思うメニューであり、ひとつひとつの材料、調味料をきちんとした根拠をもって選べば、食べる側の心を掴めるはずです。素材、調理方法、火の通し方、つけ合わせのチョイス、主食の配合、こだわりだしたらきりがありません。
けしてアンテナが高いわけではないと思うんです。自らわざわざ情報をgetするために動いているわけではないので。普通に生活していて目に入ってくるもの、聞こえてくるもの、食べたいなと思う気持ち、それらをメモしたり写真で記録したりインプットし、それぞれの担当部署にアウトプットする。なにかそこから生まれることもあるし、既存のものが変わっていったりする。それだけのこと。
それだけのこと なんですが、普段過ごす気持ちひとつかな、と。ダンサーが街中で聞いた音に反応するのと同じ、料理人が旅先でたまたま口にした食材と同じ。仕事の延長でもあり、趣味の延長でもある。その部分に、いかに感覚を向けられるか。ちゃんと好奇心が動き出してくれるか。
たとえば新しいBARタイプのサプリメントをつくりたいと思ったら、何を入れたいか、何味にしたいか、食感は?硬さは?カロリーは?誰に食べてほしいか?そんなこんなを頭の片隅に置きながら生活すれば、目に入ってくるものすべて、目の前に出される食事すべてがヒントになるわけです。
そんな意味で、私には趣味と仕事の線引きが難しいのかもしれませんね。でも、そんな自分の毎日が楽しくて仕方ないです。
みなさんも、思いつきを書きとめる、言わずにいたことを言ってみる、そんな一歩でなにかが変わるかもしれません。どうせ仕事するなら楽しんで! さらにどうせ趣味を楽しむなら仕事にも生きたら最高じゃない?そんな風に思ってます。