3/4【JCA ジャパンコーチズアワード】
スポーツの現場で活躍するコーチを讃え、日本のスポーツ界を支えるみなさんの横のつながりを持っていただくことを目指す『第4回 ジャパンコーチズアワード』へ、日本スポーツ振興会 理事として参加いたしました。
アワードということで、表彰される運動指導者が誰であるのかも楽しみなところではありますが、ご参加くださる意識高い指導者のみなさんのお話しをお聞きできることは本当に価値の高い時間です。年々規模が大きくなっていくこのアワード、今年もワクワクするスピーチの連続でした。
大学ラグビー選手権で前人未到の8連覇を達成した帝京大学ラグビー部の岩出監督からは、強いチーム=強い組織作りについての秘訣、まさに『岩出メソッド』とでも言いますか、そのエッセンスをお聞きしました。岩出監督とは何度も会わせていただいておりますが、こんな人が人の上に立ってほしい、この人の下で頑張りたい、そう思わせていただける方です。
また、筑波大学体育センターで学校スポーツの指導者への教育を中心に研究しておられる松元 剛先生のお話しからは学校スポーツの現場にいる運動指導者の迷いや不安、それらがなぜ生じるのか、そのあたりを学ばせていただきました。これから先、もしそんな機会があればスポーツ指導や指導法などをより特化して学びたいと考えている私には、良い刺激にならないわけがありません。きっと松元先生は、女性アスリートに特化したまとめもお持ちでしょうから、ぜひ学ばせていただきたいと願っています。
今まで、日本におけるスポーツ指導者・コーチ という方たちは言ってしまえば「縁の下の力持ち」であり、スポットライトを浴びることはなかった。しかし世界を見渡してみれば、強いチームの指導者は社会的な地位も名誉も、当然のごとくそれに見合った報酬も得ており、本来はそうであるべきと考えます。その先にあるのは、これからその職に憧れ、その人を目指す若者が自分を磨いていくこと。それにより、よりスポーツの世界が成熟し、社会へ貢献していけること。
スポーツが生み出すことのできるポテンシャルは、まだまだ無尽蔵と考えています。そんなイメージを沸かせてくれるコーチズアワード。今年もサッカーの金田 喜稔さんとご一緒させていただきました。いつも私の女性スポーツについての話しを真面目に聞いてくださり、本当にありがたい存在です。
ドームアスリートハウスの友岡さんとはドームで一緒に働いているわけですが、こういった場で、さらに正装でお会いするとまたまた素敵です。
今回のアワードでは、箱根駅伝3連覇を達成した青山学院大学の原 晋 監督が最優秀コーチ賞を受賞なさいました。私は原監督の奥さま 美穂さんと共に、女性陣で記念撮影を。来年はもっと多くの女性指導者にご参加いただけるよう、働きかけていきたいと思っています。