イーク表参道における子宮頚部組織診 2016/4~2017/3
開院以来4年間、イーク表参道では子宮頚部細胞診 つまり子宮頸がん検査 の二次検査にあたる『子宮頚部組織診』を行っています。要精密検査の方を対象に、精密検査としてコルポスコピー(拡大鏡)検査で拡大視し、組織診を施行して確定診断を行っています。
2016年4月から2017年3月までの1年間に合計218症例 という1年間での症例数としてはかなり多い貴重なデータとなりました。正確な症例数が確認できましたので掲載させていただきます。
218件の子宮頚部組織診を施行、その内訳は
♦ ASC-US かつ ハイリスクHPV陽性 43症例
♦ ASC-H 6症例
♦ LSIL 109症例
♦ HSIL 57症例
♦ AGC(腺異型または腺がん疑い) 3症例
手術を必要とすると判断し高次病院へご紹介したのは うち22症例。いずれもCIN3(高度異形成=severe dysplasia) 以上もしくは AIS の確定診断の上、ご紹介させていただきました。
(細胞診結果 AGC 1 HSIL 18 LSIL 1 ASC-H 1 ASC-US 1)
(組織診結果 AIS 1 CIS 1 CIN3 20)
CIN1(軽度異形成=mild dysplasia)以上の所見があった症例は160症例(上記22例を含む・陽性率 73.3%)。
例年、私ひとりで保存してあった組織診結果の用紙をめくり、数を数え、エクセルで管理していたものを、スタッフのみんなが一緒に数え、手伝ってくれました。クリニックとしても成長しているんだと感じ、とてもうれしかったです。ありがとう。開院から4年間で約1000例の症例が集まっています。ここまで症例数が蓄積されてくると、当院における統計的な話しもお伝えできます。検査結果を待つ方の不安を少しだけ和らげることができる材料にもなります。
東京都や区の検診で子宮頚部組織診を受け、異常を指摘されたもののそのあとどうしたらいいのかわからない、そんな方がたくさんいらっしゃいます。お困りの方、結果をご覧になって不安な方はご相談にいらしてください。
子宮頸がんは早期に発見し早期に対応することで、その後の生活に大きな違いが生まれます。ぜひとも、定期的なチェックをおすすめします。
イーク表参道では、火曜、木曜、金曜の午後に検査枠を設けて予約を承っております。予約は若干先になることもございますが、検査結果を持ったまま途方に暮れていらっしゃる方がもしおられたら、イーク表参道までご連絡いただければと思います。