女性スポーツ勉強会@東京ウィメンズプラザ
テレビ朝日 宮嶋泰子さんが開催されている女性スポーツ勉強会におじゃましました。毎回満員御礼のこの勉強会も、もう9回目となります。今回は競泳の松田丈志選手と二人三脚でメダルを獲得してきた久世由美子コーチが、女性コーチの立場で苦労なさった経験をお話しくださいました。また、女三四郎 と呼ばれた柔道家の山口 香さんが、現在の教育家・行政との懸け橋となる立場からのお話しを、バタフライ銅メダリストの星奈津美 さんが、オリンピックを迎える前に判明した甲状腺の病気との闘いについてお話しくださいました。
また、スピードスケート・ショートトラックでゴールドメダリストの獅子井英子さんは現在、高齢者の支援や介護の現場にいらっしゃり、女性アスリートとして世界で戦った経験を今に活かしておられます。女性アスリートのセカンドキャリアについては、まだまだサポートの余地があります。スポーツとは少し離れた現場で活躍される元トップアスリートのお話しは、とても新鮮なものでした。
元トップアスリート、トップを支える指導者のお話しというものは、常に心を動かします。私は不覚にも、2度ほど涙しました。世界のトップを争うための精神力、肉体、人間性といったものは間違いなくみなさん飛びぬけており、次なるかたちで社会に貢献できることは社会にとってもたいへんありがたいこと。ぜひそんなロールモデルになっていっていただきたいと思いました。山口 香さんについて言えば、アスリートとしての歴はもちろんのことその後のキャリアについても、憧れの存在と言っても過言ではない方です。JOCなどの組織や教育の分野にも通じておられ、こういったかたちで女性スポーツに貢献いただけるアスリートが生まれるといいなぁ、なんて思います。
私からは『女性のからだとスポーツの基本』というテーマでお話しいたしました。限られた時間の中に、アスリートやその指導者に知ってほしい低用量ピルについての話題をどうしても盛り込みたくて、構成を工夫しました。初めてお話し聞いてくださった方にとっては、すべてを理解することが難しかったかもしれませんが、こんな知識を必要とする方に届いていたらうれしいです!
アスリートヨガ事務局 参事の立場として宮嶋さんにご無理をお願いし、座ってできるヨガ「ベンチヨガ」をご参加のみなさんにちょっとだけご体験いただきました。4時間という長丁場を集中して過ごすと、自然とからだは動きたいと思うもの。ちょっとしたリフレッシュになったのではないかと思っています。