凪の心を
毎日が笑顔の日々ってしあわせですね。理解あふれるまわりの人たちに支えられてお仕事をし、好きな趣味を楽しむ。食べたいものをご一緒したい方と食べ、笑ってとりとめもないお話しをする。それだけのことなんですけどね。そんな気持ちはまるで海の凪のようです。
自分の気持ちが凪だと、まわりの人たちにも、初めてお会いする患者さんたちにも、より優しくなっている自分に気がつきます。また、普段は声をかけにくいと苦手にしていたgymの顔見知りに挨拶できたり、電車の中でベビーカーを押した方に手をお貸しできたり。その凪は、不思議なくらい自然とまわりへ伝わっていくものなんでしょうね。
組織の中で、どちらかと言うとリーダー側に立つという方は特に、意識してでも凪の心をキープなさるといいですね。気分屋さんの上司をもつ部下は、毎日が上司の気分に振りまわされる日々となってしまいます。これでは業績云々どころではなく、組織としてもマイナスとなるでしょう。
私の凪が、まわりの人たちの感情の波のアップダウンをより小さなものにしていけたら、まわりの人たちにもきっともっと笑顔が増えることでしょう。
年末に向けて街はどんどんざわついていきます。そんな中で、ともすれば自分の気持ちも浮ついたりまわりに飲まれたり、またそんな自分に気づけないことすらあります。そんな時には凪の海を思い浮かべながら、今のような凪の心をとりもどそうと思います。