イーク表参道における子宮頚部組織診 修正後

2014年2月25日に掲載いたしました記事を修正・再掲載いたします。
検査結果報告がさらに追加されたため、合計180症例 という、1年間での症例数としてはかなり多い貴重なデータとなりました。
あらためて掲載させていただきます。
イーク表参道では、子宮頚部細胞診 つまり子宮頸がん検査 の二次検査にあたる『子宮頚部組織診』を行っています。要精密検査の方を対象に、精密検査としてコルポスコピー(拡大鏡)検査で拡大視し、組織診を施行して確定診断を行っています。
イーク表参道では私がすべての組織診を担当しております。2013年4月から精密検査を開始し、もう少しで1年になります。現在、これまでに蓄積された検査結果をまとめる作業を行っています。

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これまでに180件の子宮頚部組織診を行いました。
組織診を要した子宮頚部細胞診の結果は以下のとおり。
♦ ASC-US かつ ハイリスクHPV陽性 32症例
♦ ASC-H 7症例
♦ LSIL 102症例
♦ HSIL 32症例
♦ AGC(腺異型または腺がん疑い) 2症例
♦ classⅢa 5症例 (ベセスダ分類が行われていない症例 他院から紹介された症例です)
手術を必要とすると判断し、高次病院へご紹介したのは うち16症例。
(AGC 1例 HSIL 11例 LSIL 2例 ASC-H 1例 ASC-US 1例)
CIN1(軽度異形成=mild dysplasia)以上の所見があった症例は116症例(上記16例を含む)。
私ひとりで、かつクリニックレベルでこれだけの症例を蓄積していけるとは正直思っておりませんでした。子宮頚部細胞診の評価がベセスダ分類に変わり、組織診の必要性が高まっている今、微力ではありますが貢献できているという実感があります。
今後もご紹介いただいた患者さま、またはイーク表参道のHPなどを見てご自身で検査できる施設を探して来られた患者さまのお役に立ちつつデータを蓄積し、なんらかのかたちで学会報告等できたらいいと思っています。
イーク表参道では、火曜、木曜、金曜の午後に枠を設けて予約を承っております。
予約は若干混み合っておりますが、精密検査に行かなくちゃ だけど行けていない方、もしいらっしゃいましたらイーク表参道まで一度ご連絡いただければと思います。

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